こんにちは!
コーディネーターの谷岡です。
今日は、こだわりの素材と、職人さんの「手仕事」で出来上がった室内ドアのご紹介です。
一般的な新築の室内ドアは、リクシルやパナソニックといったメーカーさんの商品を使うことが多いですが、今回は材料を「イチ」からオーダーしてドアを作りました!
こちらは玄関の収納。黒い鉄骨の階段とも、相性バッチリです!
まずはドアの材料。
これは【マロニエ】という樹を4㎜程の薄い板(突板)にしたものです。(写真はサンプル)
マロニエは、パリ、シャンゼリゼ通りの並木に植えられている樹と同じ種類ですが、
この木の実を馬が好んで食べるので、昔、各地から馬車で訪れる観光客や商業客を集めるためにパリ市内の道路脇に植えられたそうです。いわば『繁栄の木』という意味もあるんです☆
シャンゼリゼ通りの写真 →世界遺産オンラインガイド より引用
また、杤(トチノキ科)の一種で特有のゆらゆらした木肌が特徴ですが、
クリア塗装をするとより一層透き通ったような艶が現れて、光が当たると表情も変わるのでとても美しい杢目が楽しめます。(写真では分かりにくいのが、残念!)
次に、ドアのデザイン。
今回のように材料から作る場合には、サンプルだけでは出来上がりがイメージしにくいため、
パースを作ってご説明もさせていただきました。
【イメージパース】
【実際の出来上がり】
また合板屋さんで突板を製作する時には、1枚1枚、柄が違う杢目をデザインしていきます。
写真の左側、家具の引出し部分に注目!
棚は分かれていても、しっかりと杢目の柄が揃っているのが分かりますか?
1枚の突板で柄がつながって見えるように、細かいところにこだわったデザインになっています。
その他、デザインだけではなく機能にもこだわりを。
家具の上段にはルーター関係をまとめて、スッキリ。
また中央の収納扉には金具の取っ手は付けず、マロニエの杢目を邪魔しないように木で取っ手を作りました。
開け閉めするたびに、手触りも気持ちいい。
同様に、廊下の収納扉もマロニエで作製。
ここでも収納の扉と、右側の扉が下の方で柄がつながっているようにデザインされているのが、分かりますか?
そして、開けるとダイソンの収納場所も確保。いつでも掃除のスタンバイOKです!
こうして出来上がった建具をご覧になった施主様に「これにしてよかった!」と
満面の笑顔で喜んでいただくことができて、私もうれしい限りでした♪
そして何より、この建具が出来上がるまでには、
たくさんの職人さんたち一人一人の「手仕事」をバトンタッチしながら作り上げられ、お客様の手元に届きました。
山奥まで樹を探して、切りに行ってくれた人たち。
樹が大好きで、お客様に喜んでもらえる1枚を根気よく探し出してくれた合板屋さんの営業さんと、
その樹木を丁寧に仕立てて、デザインしてくれた合板職人さん。
その薄い突板を「建具」という形にしてくれる、ちょっとぶっきらぼうだけどとっても優しい建具屋さん。
その建具に塗装という化粧をして、美しい艶を引き出してくれる塗装屋さん。
見た目と使い勝手の納まりを細かく考えて、ドア枠という建具の額縁を取り付けてくれる大工さん。
たった1枚の建具ですが、たくさんの人たちの「手」によって、このお家に納められました。
写真を見ていると頑張ってくれた職人さんの顔が思い浮かびます。
そんな建築のプロがスズホームにはたくさんいます。
お家作りをお考えの際には、ぜひ私たちにご相談下さい!
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